AI査定と不動産会社の査定の違い|額に差が出る理由と読み方・使い分け

AI査定と不動産会社の査定の違い|額に差が出る理由と読み方・使い分け

AI査定で出た額と、不動産会社が出した査定額が違っていて、どちらを信じればいいのか迷っている方は多いはずです。会社の額が高ければ「営業の数字では」と疑い、低ければ「AI査定は当てにならないのか」と迷います。

先に答えを書きます。AI査定は「棟の平均を機械が出す目安」、不動産会社の査定は「担当者が部屋と建物と売主の事情を見て出す、売り出し価格の提案」です。役割が違うので、額に差があるのが普通です。

この記事では、2つの査定の違い、額に差が出る理由、会社の額がAI査定より高いときと低いときの読み方、住み替え(買い替え)の検討で2つをどの順に使えばいいかを、マンションからの住み替えを考えている方に向けて順に説明します。

AI査定と不動産会社の査定の違い

どちらが正しいかではなく、何が違うのかを5つの項目で整理します。まず全体を対比で並べます。

項目AI査定不動産会社の査定
価格を出すのは統計モデル(機械)担当者
見ている情報公開データ(成約・売り出し・築年・面積・階数)同じ棟の成約事例+部屋と建物の実物+売主の事情
目的目安の提示・集客の入口媒介契約の獲得
出てくる額棟の平均の幅売り出し価格の提案(査定書つき)
連絡先・時間不要・数秒必要・机上で数日、訪問で1週間程度

なお、本記事で挙げる割合(数%・10%・2〜3割)は、業界で言われている目安で、公的な統計ではありません。

この5つの違いを、次の順に見ていきます。

  • 価格を出すのが機械か担当者か
  • 見ている情報が公開データか部屋と建物の実物か
  • 目的が目安の提示か媒介契約の獲得か
  • 出てくる額が棟の平均か売り出し価格の提案か
  • 連絡先の要否と結果が出るまでの時間

価格を出すのが機械か担当者か

AI査定は、過去の取引データを学習した統計モデルが自動で額を出します。入力された条件(マンション名・面積・階数・向きなど)に近い事例を集めて平均を取る計算で、結果が出るまではすべて自動で進みます。

不動産会社の査定は、担当者が出します。同じ棟や周辺の成約事例を自分で選び、部屋の条件を見て加減し、最終的な額を決めます。担当者の経験や判断が入る分、同じ部屋でも会社によって額が変わります。

この違いは、「同じ条件を入れれば同じ額が出る」AI査定と、「誰が査定したかで額が動く」会社の査定、という性格の差として現れます。

見ている情報が公開データか部屋と建物の実物か

AI査定が見ているのは、国が公表している取引価格、ポータルサイトの売り出し価格、築年数、面積、階数、向きといった、外から分かるデータです。部屋の中や建物の管理状態は、この計算の外にあります。

不動産会社の担当者は、同じ棟の成約事例(業者専用のレインズのデータ)を土台にしたうえで、次の情報まで見ます。

  • 室内の状態、リフォーム歴、眺望
  • 管理状態、修繕積立金の残高
  • 売主がいつまでに売りたいか

つまり、AI査定は「棟の平均」を出し、会社の査定は「この部屋」の額を出そうとしています。見ている情報の数が違うので、額が違うのは当然です。

目的が目安の提示か媒介契約の獲得か

AI査定の目的は、利用者に相場の目安を示すことと、その先の査定や相談につなげる集客の入口になることです。無料で提供されているのはそのためで、AI査定の額そのものは営業上の意図と切り離されています。

不動産会社の査定の目的は、正直に言うと、媒介契約を結んで売却を任せてもらうことです。会社は成約したときの仲介手数料で収益を得るので、査定は「うちに任せてください」という提案の一部です。

この目的の違いを知っておくと、会社の額を読むときの目線が変わります。会社の額には「これなら売れる」という読みと「契約を取りたい」という意図の両方が混ざる可能性がある、と分かるからです。

AI査定が無料で提供されている仕組みは、別の記事でまとめています。

出てくる額が棟の平均か売り出し価格の提案か

AI査定が出すのは、「〇〇万円〜〇〇万円」という幅で示された、棟や地域の平均的な価格帯です。この部屋がいくらで売れるかではなく、この条件の部屋はこのくらいで取引されている、という統計の結果です。

不動産会社が出すのは、「この額で売り出しましょう」という提案です。多くの場合、査定書という書面で、根拠にした成約事例と一緒に渡されます。

売り出し価格は、そこから交渉で数%下がって成約するのが業界で言われる目安です。

だから会社の額は、最初から少し高めに設定されています。

AI査定の額は「平均」、会社の額は「提案」。この性格の違いを押さえておくと、2つの額を同じ土俵で比べる必要がないと分かります。

連絡先の要否と結果が出るまでの時間

AI査定は、多くのサービスで名前も電話番号も要らず、入力してから数秒で結果が出ます。何度でも、誰にも知られずに試せます。

不動産会社の査定は、氏名と連絡先が必要です。書類とデータで出す机上査定なら数日、担当者が部屋を見に来る訪問査定なら日程調整を含めて1週間程度かかります。連絡先を出した時点で、会社にとってあなたは営業の対象になります。

会社の査定には、この机上査定と訪問査定の2段階があります。2つの違いと使い分けは、別の記事で詳しく説明しています。本記事では、AI査定と「会社の査定」全体の違いに絞って進めます。

机上査定と訪問査定の違いは?選び方と使い分けを解説 机上査定と訪問査定の違いは?選び方と使い分けを解説

AI査定と不動産会社の査定額に差が出る理由

差が出る理由には、正当なものと、営業上のものが混ざっています。

理由正当か営業上か
部屋の状態と建物の管理を担当者が見て加減している正当
媒介契約を取るための上乗せが入っている営業上
元にしている成約事例の範囲が違う仕組みの差
売主の事情と売る時期を額に反映している正当
担当者の経験と会社の方針で額がばらつく査定の性質

この章で見ていく理由は次の5つです。

  • 部屋の状態と建物の管理を担当者が見て加減している
  • 媒介契約を取るための上乗せが入っている
  • 元にしている成約事例の範囲が違う
  • 売主の事情と売る時期を額に反映している
  • 担当者の経験と会社の方針で額がばらつく

どちらの理由による差なのかを見分けるのが次の章の役目なので、ここでは理由を順に整理します。

部屋の状態と建物の管理を担当者が見て加減している

差の理由で一番大きく、そして正当なのがこれです。担当者は、AI査定が見ていない条件を額に反映します。

  • 上に置く条件: 水回りを交換してある、内装をきれいに使っている、角部屋で眺望が抜けている
  • 下に置く条件: 設備が古く傷みが目立つ、修繕積立金が不足している、大規模修繕を控えて一時金の話が出ている

この加減は、数十万円から数百万円の単位になることもあります。AI査定と会社の額の差がこの範囲に収まっていて、担当者が理由を説明できるなら、その差は「AI査定が見ていなかった条件の分」として素直に受け取って構いません。

媒介契約を取るための上乗せが入っている

こちらは営業上の理由です。不動産会社は、売主に売却を任せてもらう媒介契約を結ぶために、他社より高い額を提示することがあります。業界では「高値受け」「高預かり」と呼ばれる行動です。

売主は高い額を出した会社に任せたくなるので、額を上乗せすれば契約は取りやすくなります。

上乗せが起きたときの流れ

高い額で媒介契約を取る → 売り出しても買い手がつかない → 数か月後に「値下げしましょう」と提案される

会社の額がAI査定の幅を大きく超えていて、根拠を聞いても同じ棟の成約事例が出てこない場合は、この上乗せを疑います。差の理由が「部屋の条件」ではなく「契約を取りたい意図」にある可能性があります。

元にしている成約事例の範囲が違う

AI査定と会社では、計算の土台にしている事例が違います。AI査定は公開されているデータを使い、その多くは売り出し価格ベースです。会社は、業者専用のレインズに登録された同じ棟の成約事例を使います。

売り出し価格は成約価格より数%高いのが目安なので、売り出し価格を多く学習したAI査定は高めに出やすくなります。この場合、会社の額がAI査定より低くても、それは会社の額の方が実勢に近いだけです。

逆に、AI査定が成約価格ベースで、会社が上乗せをしている場合は、会社の方が高く出ます。つまり「どちらが高いか」だけでは、どちらが正しいかは判断できません。元にしている事例の性格を知ったうえで読む必要があります。

AI査定の額がどのくらい実勢に近いか、自分の棟で当たりやすいかどうかは、別の記事で条件を挙げて説明しています。

売主の事情と売る時期を額に反映している

担当者は、査定のときに「いつまでに売りたいか」を必ず聞きます。住み替えで次の家の契約が決まっていて急ぐなら、早く売れるように低めの額を提案します。時間に余裕があるなら、少し高めで様子を見る額を提案します。

これは正当な調整です。同じ部屋でも、3か月で売り切る価格と、半年かけて高く売る価格は違います。AI査定にはこの時間軸がなく、単に平均を出しているだけです。

会社の額がAI査定より低く、担当者が「急いで売るならこの額が現実的です」と説明するなら、それは事情を反映した結果です。急がないなら「時間をかける場合の額も知りたい」と伝えれば、もう1つの額が出てきます。

担当者の経験と会社の方針で額がばらつく

不動産の査定には、統一された基準やルールがありません。同じ棟の同じ事例を見ても、どの事例を重く見るか、部屋の条件をいくらで評価するかは、担当者の経験と会社の方針で変わります。

だから、3社に机上査定を頼むと、3つの違う額が出てきます。これは異常ではなく、査定という行為の性質です。ばらつきの幅が小さければ実勢は固く、大きければ判断が割れている、と読みます。

もう1つ、差を大きく見せる原因があります。

「買取査定」との混同

会社が自社で買い取る場合の額は、再販の利益を見込むため、業界で言われる目安として市場価格より2〜3割低くなります。

売却の査定と買取の査定を混ぜて比べると、差が異常に大きく見えます。

会社の額が極端に低いときは、どちらの査定かを確かめます。

不動産会社の査定額がAI査定より高いときと低いときの読み方

差の理由が分かったら、次は自分の場合の差をどう読むかです。見るのは差の大きさより、差の方向と根拠です。

会社の額の位置読み方次にすること
AI査定の幅の中妥当査定書の根拠と説明の質を見る
幅の上限を目安10%以上超える上乗せを疑う根拠の成約事例を求める
幅の下限を大きく下回る早く売りたい事情か買取の額を疑う低い理由を聞き分ける

読み方の手順は次の5つです。

  • 会社の額がAI査定の幅に入っていれば妥当と読む
  • 幅の上限を大きく超えるときは根拠の成約事例を求める
  • 幅の下限を大きく下回るときは早く売りたい事情を疑う
  • 複数社の額の散らばりで信頼度を測る
  • 査定書の根拠が自分の棟の事例かを確かめる

順に説明します。

会社の額がAI査定の幅に入っていれば妥当と読む

まず、AI査定を2〜3のサービスで試して、額の幅(下限〜上限)を作っておきます。1つのサービスの額を基準にすると、そのサービスの癖に振り回されるからです。幅の作り方は、匿名で相場を調べる記事で詳しく説明しています。

会社の査定額が、この幅の中に収まっていれば、根拠はおおむね妥当と読んで構いません。AI査定の平均から、部屋の条件で少し上下した、という自然な範囲だからです。

この場合、次に見るのは額ではなく、査定書の根拠と、担当者の説明の質です。額が妥当でも、根拠が薄い会社に任せると、売り出し後の値付けや交渉で困ります。

幅の上限を大きく超えるときは根拠の成約事例を求める

会社の額が、AI査定の幅の上限を目安として10%以上超えているなら、喜ぶ前に理由を聞きます。

聞き方

「根拠にした成約事例を見せてもらえますか」

同じ棟の直近の成約事例が出てきて、「この部屋は角部屋で眺望が良いので、この事例より上に置きました」と説明できるなら、差は正当です。一方、「頑張って高く売ります」「専任媒介にしていただければこの額で」という答えなら、契約を取るための上乗せを疑います。

高い額をそのまま信じて次の家の予算を上げてしまうと、売れずに値下げした時点で予算が足りなくなります。住み替えでは、高い査定額が一番の落とし穴になります。

幅の下限を大きく下回るときは早く売りたい事情を疑う

会社の額がAI査定の幅の下限を大きく下回る場合は、逆の疑いを持ちます。会社が早く売って手数料を確保したい事情があるか、買取の額を出しているか、のどちらかが多いからです。

ただし、部屋や建物に本当のマイナス要素がある場合は、低い額が正当です。設備の傷み、修繕積立金の不足、同じ棟で売れ残っている部屋がある、といった理由を担当者が具体的に説明できるなら、AI査定が見ていなかった条件の分だと受け取ります。

「なぜAI査定より低いのですか」と聞いて、部屋や建物の具体的な理由が出てくるか、「早く売るならこのくらい」という時間の理由だけか、を聞き分けます。後者なら、時間をかける場合の額も別に聞いておきます。

複数社の額の散らばりで信頼度を測る

1社の額とAI査定を比べるだけでは、どちらが実勢に近いか判断しきれません。机上査定を2〜3社に頼み、額の散らばりを見ると、判断の材料が増えます。

  • 3社の額が揃っていて、AI査定の幅の中 → 実勢はその範囲で固い
  • 1社だけが突出して高い → その会社の上乗せを疑う
  • 1社だけが極端に低い → その会社の事情を疑う

散らばりが大きい場合は、担当者ごとに見ている事例や評価が違うということなので、各社に根拠を聞いて比べます。額の高さではなく、根拠の質で会社を選ぶ、という順番が大事です。

査定書の根拠が自分の棟の事例かを確かめる

最後に、査定書に載っている根拠の事例を見ます。同じ棟の事例で組まれているか、近隣の別の棟の事例で組まれているか、で信頼度が変わります。

同じ棟の直近1〜2年の成約事例が根拠になっていれば、その査定はかなり信頼できます。近隣の別の棟や、数年前の古い事例ばかりなら、担当者が自分の棟の事例を引いていないか、棟の事例そのものが少ないかのどちらかです。

事例の時期も見ます。市況が動いている時期に、2〜3年前の事例を根拠にしていれば、額は今の実勢とずれています。根拠の事例が「自分の棟・直近・条件が近い」の3つを満たしているかが、査定書を読むときの基準です。

同じ地区・同じ築年帯・同じ面積帯の成約価格は、国土交通省の不動産情報ライブラリでも匿名のまま見られます。査定書の事例が実勢から離れていないかは、この公開データと照らし合わせて自分で確かめられます。

出典: 国土交通省「不動産情報ライブラリ」

住み替えでAI査定と不動産会社の査定を使い分ける順番

AI査定は入口、会社の査定は出口です。住み替えの段階ごとに役割を分けておけば、2つの額の差に振り回されずに済みます。

  1. 検討の初期は、AI査定だけで幅を作る
  2. 住み替えが成り立つと見えたら、机上査定を1〜2社に頼む
  3. 売る会社を決める段階で、訪問査定に進む
  4. 売り出し価格は、会社の査定と根拠で決める
  5. AI査定との差の理由を担当者に聞いて、説明の質を見る

順に説明します。

検討の初期はAI査定だけで幅を作る

住み替えを考え始めた段階では、AI査定だけで十分です。2〜3のサービスで幅を作り、その下限から売却の費用を引いた手取りを、住宅ローンの残債と比べます。

下限でも残債を上回れば、住み替えは動かしやすい状態です。下回るなら、不足分の手当てを先に考えます。この判断は、名前も連絡先も出さずにできます。手取りの計算方法は、匿名で相場を調べる記事で計算例つきで説明しています。

この段階で会社に査定を頼むと、まだ売るかどうかも決まっていないのに営業が始まります。判断の材料は増えず、負担だけが増えるので、AI査定で幅を作るところまでにしておきます。

住み替えが成り立つと見えたら机上査定を1〜2社に頼む

AI査定の幅の下限で住み替えが成り立つと分かり、次の家の候補エリアや予算が見えてきたら、会社の机上査定に進みます。

一括査定サイトで6社にまとめて頼むと、翌日から電話が集中します。それより、自分のマンションのある地域で売却の実績が多い会社を1〜2社選び、その会社のサイトから直接頼む方が静かに進みます。

申し込みの備考欄に書く二言

「連絡はメールでお願いします」

「住み替えのため、時期は購入先が決まってからです」

机上査定の額が出たら、AI査定の幅と比べます。前の章の読み方を使って、幅の中か、上か、下かを見て、根拠を聞きます。ここでAI査定の幅は、会社の額を測る物差しになります。

一括査定を使う場合の頼み方と、電話を減らす手順は、別の記事でまとめています。

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売る会社を決める段階で訪問査定に進む

机上査定の額と根拠を比べて、任せてもよさそうな会社が絞れたら、その1〜2社にだけ訪問査定を頼みます。最初から全社に来てもらうと、日程調整の手間がかかるうえ、家で顔を合わせるので断りにくくなります。

訪問査定では、担当者が部屋と建物を実際に見て、机上の額を調整します。ここで初めて、リフォーム歴や眺望、管理状態が額に反映されます。訪問後の額が机上の額からどう動いたか、その理由を担当者がどう説明するかで、会社の質がもう一段はっきりします。

訪問査定に進む会社を絞る基準は、額の高さではなく、根拠の質と、連絡方法の希望を守ったかどうかです。

売り出し価格は会社の査定と根拠で決める

売り出し価格を決める段階では、AI査定の額から離れます。売り出し価格は、会社の査定額と、その根拠になった同じ棟の成約事例をもとに、担当者と相談して決めます。

AI査定の幅の上限を売り出し価格にすると、実勢より高くなって買い手がつかず、売れ残ってから値下げする流れになりがちです。値下げを繰り返した物件は買い手から警戒され、最終的な成約価格がかえって下がります。

AI査定は「住み替えが成り立つか」を判断するまでの道具です。売り出し価格を決める役目は、会社の査定と根拠に渡します。

AI査定との差の理由を担当者に聞いて説明の質を見る

最後に、住み替え経験者の視点から1つ。会社の査定額を受け取ったら、AI査定の幅を見せて、「この幅との差の理由は何ですか」と聞いてみます。

良い担当者の答え方

同じ棟の成約事例を出して、「この事例とこの事例の間で、お部屋の条件からこの額に置きました」と具体的に説明する。

上乗せをしている担当者の答え方

事例ではなく「頑張ります」「うちなら高く売れます」という言葉で答える。

この質問は、額の妥当性を確かめると同時に、その担当者に売却を任せられるかを見極める材料になります。AI査定と会社の査定の差は、不安の種ではなく、担当者を見分けるための道具になります。

まとめ:AI査定は棟の平均の目安、会社の査定は売り出し価格の提案で、差は方向と根拠で読む

AI査定と不動産会社の査定は、どちらが正しいかを競わせる関係ではありません。AI査定は棟の平均を機械が出す目安、会社の査定は担当者が部屋と建物と売主の事情を見て出す売り出し価格の提案で、役割そのものが違います。だから額に差が出るのは普通のことで、読むべきは差の大きさではなく、差の方向と、担当者が示す根拠です。

次の一歩は、会社に査定を頼む前に、2〜3のAI査定で額の幅を作っておくことです。この幅を持たずに1社の額だけを受け取ると、高い額に合わせて次の家の予算を組んでしまい、売れずに値下げした時点で住み替えの計画ごと組み直すことになります。

幅を持って会社の査定を受けたら、次に確かめるのは、幅との差の理由を担当者が同じ棟の成約事例で説明できるかどうかです。住み替えのトビラでは、AI査定と不動産会社の査定の違いと差の読み方も含めて、住み替えで悩むあなたに信頼できる情報を提供しています。