築30年のマンションの相場は、地域や広さ、管理・室内の状態で変わります。
ここでは築26〜30年のデータを中心に、築35年前後との違いと、自分の部屋の価格を調べる方法を説明します。
築30年前後の相場は、築26〜30年のデータで見る
対象:築26〜30年、2026年4〜6月。
| 地域 | 平均成約価格 | ㎡単価 | 成約件数 |
|---|---|---|---|
| 首都圏 | 5,211万円 | 76.7万円 | 1,327件 |
| 東京都 | 6,928万円 | 109.7万円 | 640件 |
| 神奈川県 | 3,967万円 | 55.4万円 | 357件 |
| 埼玉県 | 3,177万円 | 44.3万円 | 172件 |
| 千葉県 | 3,284万円 | 43.8万円 | 158件 |
出典:東日本不動産流通機構「地域別・築年帯別成約状況(2026年4〜6月)」1ページ。当サイトで必要な列を抜粋。平均価格は実際の成約の集計で、自宅の査定額ではありません。
東京都の中でも、都区部は123.7万円/㎡、多摩は57.4万円/㎡です。自宅と地域が違う平均を見て、高い・安いと判断しないようにしましょう。
築35年との比較は、同じ年次資料でそろえる
直近の地域別資料は、築30年を超える物件をまとめています。築31〜35年まで細かく見るため、ここでは2025年の年次資料を使います。
| 築年帯 | 平均成約価格 | 平均面積 | ㎡単価 |
|---|---|---|---|
| 築21~25年 | 6,075万円 | 70.56㎡ | 86.10万円 |
| 築26~30年 | 4,286万円 | 66.51㎡ | 64.45万円 |
| 築31~35年 | 2,638万円 | 59.77㎡ | 44.14万円 |
出典:東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2025年)」5ページ・図表6。2025年1〜12月、首都圏の中古マンション成約物件。
築26〜30年帯と31〜35年帯では、平均面積も66.51㎡と59.77㎡で違います。価格の総額だけで比べると、広さの差も含まれます。
㎡単価にも差がありますが、立地や管理などを同じにした比較ではありません。「30年を超えると自宅がこの割合で下がる」とは読めません。詳しくは築35年の相場も確認できます。
古い取引と比べるときは、市況の変化も考える
同じマンションの事例が見つかっても、取引が何年も前なら、その金額をそのまま今の価格にはできません。自宅が古くなった影響と、市場全体が変わった影響が重なります。
近い時期の事例を優先し、古い事例を使う場合は時期を明記します。築年数だけに注目して、地域の価格の動きを見落とさないようにしましょう。
自分で調べるときは、建築年と改装の情報を分ける
1. 不動産情報ライブラリで、価格情報の検索を開きます。 2. 自宅の都道府県・市区町村と中古マンション等の物件種別を選び、近い取引時期から探します。 3. 建築年と取引時期を照らし、築26〜30年に近い事例を確認します。画面で絞れない条件は検索結果から見比べます。 4. 面積・駅距離などを確認し、自宅と違う条件をメモします。成約価格情報と取引価格情報は、区分を残して扱います。
価格情報は個別物件を特定できないよう加工されているため、棟名・部屋番号まで分かるとは限りません。同じ棟の詳しい成約は、不動産会社に確認してもらいます。
建築年が近くても、室内や配管を直しているかは別です。公表データにない情報を推測して埋めず、自宅の更新履歴を不動産会社に渡し、価格差の説明を聞きます。
㎡単価に直すと、広さの差を見やすくできる
例えば成約価格3,500万円・70㎡なら50万円/㎡、3,000万円・60㎡でも50万円/㎡です。これは計算例ですが、総額だけでは気づかない共通点が見えます。
ただし、面積の換算だけでは駅距離や階数まで同じにはなりません。㎡単価は比較の道具で、自宅の価格を確定する式ではありません。
査定で、管理や修繕の実績まで確かめる
同じ築30年でも、自分の部屋の評価は別です。 調べた事例と自宅の違いを示し、査定額の根拠を聞きましょう。
修繕資料のそろえ方や、改装するかどうかの判断は築30年の売却記事にまとめています。
まとめ:築30年の相場は、地域・広さ・取引時期をそろえて見る
築26〜30年の成約データを目安に、近い地域の事例へ絞ります。設備や修繕の状態も自宅の資料で確認し、査定額にどう反映されるかを聞きましょう。
築年数の平均だけで、自宅の売却価格を決める必要はありません。
住み替えのトビラ 
