築10年マンションの売却相場|地域差と自分の部屋の調べ方

築10年マンションの売却相場|地域差と自分の部屋の調べ方

築10年のマンションがいくらで売れるかを調べるなら、まず「築6〜10年」の成約データを目安にします。ただし、首都圏平均と自分の部屋の価格は別です。

ここでは地域ごとの数字を見たうえで、同じ棟や近隣の事例から自宅の価格を調べる順序を解説します。

築10年前後の相場を、地域別に確認する

対象:築6〜10年、2026年4〜6月。

地域平均成約価格㎡単価成約件数
首都圏7,757万円130.9万円1,197件
東京都8,991万円165.8万円677件
神奈川県6,928万円107.8万円275件
埼玉県5,370万円78.8万円127件
千葉県5,186万円77.6万円118件

出典:東日本不動産流通機構「地域別・築年帯別成約状況(2026年4〜6月)」1ページ。当サイトで必要な列を抜粋。平均価格は実際の成約の集計で、自宅の査定額ではありません。

東京都の平均には都区部と多摩が含まれます。同じ築6〜10年帯でも、都区部は183.3万円/㎡、多摩は96.6万円/㎡でした。東京都平均だけで自宅を見積もると、この違いを取りこぼします。

県全体の数字は入口に使い、駅やエリアを近づけていきましょう。対象は首都圏であり、ほかの地域の平均ではありません。

築15年の物件と比べるときは、総額と広さをセットで見る

築年帯平均成約価格平均面積㎡単価
築0〜5年9,448万円61.7㎡153.1万円
築6〜10年7,757万円59.2㎡130.9万円
築11〜15年7,916万円63.6㎡124.4万円

出典:東日本不動産流通機構「地域別・築年帯別成約状況(2026年4〜6月)」1ページ。当サイトで必要な列を抜粋。平均価格は実際の成約の集計で、自宅の査定額ではありません。

築11〜15年帯は築6〜10年帯より平均価格が約2.0%高い一方、㎡単価は約5.0%低くなっています。平均面積は約7.4%広いため、総額だけの比較と違う姿が見えます。価格差を面積だけで説明しきれるわけではありませんが、広さを見ずに「古い方が高い」と判断しないことが大切です。

この表は違う住戸群の比較です。自宅が5年後にいくらになるかを示すものではありません。築15年の相場も、比較対象の違いを確認して読みましょう。

新築で買った価格から、何割引きとは考えない

購入時と今では、市況も周辺の売出物件も違います。新築価格に一律の値下がり率をかけるより、最近売れた近い物件を探す方が現在の価格に近づけます。

同じ棟があれば、最初の比較に使う

まずマンション名で現在の売出住戸を調べ、広さ・階数・向き・室内の状態を記録します。広告価格は売主の希望を含むため、売れた価格と区別してください。

成約事例は不動産会社に同じ棟や近隣で確認してもらいます。同じ棟でも取引が少ない場合があり、必ず見つかるとは限りません。自分で探す場合は国の価格情報を使います。

1. 不動産情報ライブラリで、価格情報の検索を開きます。 2. 自宅の都道府県・市区町村と中古マンション等の物件種別を選び、近い取引時期から探します。 3. 建築年と取引時期を照らし、築6〜10年に近い事例を確認します。画面で絞れない条件は検索結果から見比べます。 4. 面積・駅距離などを確認し、自宅と違う条件をメモします。成約価格情報と取引価格情報は、区分を残して扱います。

価格情報は個別物件を特定できないよう加工されているため、棟名・部屋番号まで分かるとは限りません。同じ棟の詳しい成約は、不動産会社に確認してもらいます。

出典:国土交通省・価格情報の検索方法価格情報の制度と用語

自分の部屋の価格を、査定で確かめる

調べた事例と自宅の階数・向き・設備が違うなら、その差を査定担当者に説明してもらいます。平均単価を掛けただけの数字より、自宅の長所まで考慮した根拠を知ることが大切です。

購入価格からの値下がりを想像するより、今の価格を一度確認しましょう。 売る時期や設備の準備は築10年の売却記事で整理しています。

査定サービスを比較して、今の家の価格を確かめる

まとめ:築10年の相場は、地域と同じ棟の事例から近づける

築6〜10年の統計は市場の目安です。地域を絞り、広さをそろえ、広告と成約を分けて見ます。最後に、自宅の条件が価格にどう反映されるかを査定で確認すると、売却を考える材料になります。