築15年のマンションの相場は、築11〜15年帯の数字を入口に、地域と部屋の条件を近づけて調べます。「15年を過ぎたら急に下がる」という予測と、今の成約データは分けて考えましょう。
築15年前後の相場は、地域によって違う
対象:築11〜15年、2026年4〜6月。
| 地域 | 平均成約価格 | ㎡単価 | 成約件数 |
|---|---|---|---|
| 首都圏 | 7,916万円 | 124.4万円 | 994件 |
| 東京都 | 9,378万円 | 158.0万円 | 604件 |
| 神奈川県 | 6,231万円 | 90.2万円 | 220件 |
| 埼玉県 | 4,864万円 | 70.9万円 | 94件 |
| 千葉県 | 4,955万円 | 65.7万円 | 76件 |
出典:東日本不動産流通機構「地域別・築年帯別成約状況(2026年4〜6月)」1ページ。当サイトで必要な列を抜粋。平均価格は実際の成約の集計で、自宅の査定額ではありません。
同じ築11〜15年帯でも、都区部は172.6万円/㎡、多摩は84.4万円/㎡です。築年数だけが同じでも、場所が違えば比較の出発点が大きく変わります。
首都圏の平均価格だけを見るより、自宅の市区や駅の周辺へ条件を絞ることが先です。
築20年になると、表の価格差だけ下がるのか
| 築年帯 | 平均成約価格 | 平均面積 | ㎡単価 |
|---|---|---|---|
| 築6〜10年 | 7,757万円 | 59.2㎡ | 130.9万円 |
| 築11〜15年 | 7,916万円 | 63.6㎡ | 124.4万円 |
| 築16〜20年 | 6,536万円 | 66.9㎡ | 97.7万円 |
出典:東日本不動産流通機構「地域別・築年帯別成約状況(2026年4〜6月)」1ページ。当サイトで必要な列を抜粋。平均価格は実際の成約の集計で、自宅の査定額ではありません。
築11〜15年帯の㎡単価124.4万円に対し、築16〜20年帯は97.7万円です。ただし、この差は「今売れた別々の住戸」の平均差です。自宅が5年で同じ割合だけ値下がりする、という計算には使えません。
立地、広さ、売れた物件の構成も違います。㎡単価にしても面積以外の違いは残ります。待つかどうかは、現在の自宅の査定と今後の費用を比べて決めます。
より古い帯の内訳は築20年の相場で確認できます。
築15年の自宅を調べるときは、修繕前後もメモする
価格情報から分かるのは、地域や建築年、面積などです。大規模修繕の状況や室内設備の更新まで、同じ粒度で分かるとは限りません。
自宅については、修繕の完了時期と今後の積立金の変更を別にメモします。近隣事例と価格が違うときに、不動産会社へ理由を聞く材料になります。修繕の有無だけで何万円加減する、という補正はしません。
1. 不動産情報ライブラリで、価格情報の検索を開きます。 2. 自宅の都道府県・市区町村と中古マンション等の物件種別を選び、近い取引時期から探します。 3. 建築年と取引時期を照らし、築11〜15年に近い事例を確認します。画面で絞れない条件は検索結果から見比べます。 4. 面積・駅距離などを確認し、自宅と違う条件をメモします。成約価格情報と取引価格情報は、区分を残して扱います。
価格情報は個別物件を特定できないよう加工されているため、棟名・部屋番号まで分かるとは限りません。同じ棟の詳しい成約は、不動産会社に確認してもらいます。
自分用の比較メモは、3項目からでよい
「いつ売れたか」「何㎡か」「自宅と違う点」を記録します。最初から多くの事例を集めるより、使える事例かを確認することを優先しましょう。該当が少なければ、築年帯か取引期間のどちらかを少し広げ、条件を広げたことも残します。
購入時より高いか安いかは、今の査定と比べる
購入価格と売却価格の差を知りたいなら、購入時の契約書と、現在の自宅の査定を使います。売却益や手取りの計算には費用・税金なども関係するので、価格差だけを利益とは考えません。
「そろそろ下がるかも」と悩む前に、今いくらで売れそうかを確認する。 修繕を待つかどうかは築15年の売却記事で詳しく扱います。
まとめ:築15年の相場表は、将来の値下がり予測ではない
築11〜15年帯の地域別データで市場をつかみ、自宅に近い取引へ絞っていきます。修繕や設備など数字だけで分からない差は、査定で確認しましょう。
住み替えのトビラ 
