マンションナビの評判|会社を選べる仕組みと同意の範囲

マンションナビの評判|会社を選べる仕組みと同意の範囲

マンションナビにたどり着く人の多くは、まず相場を見にきています。全国のマンションの価格相場が無料で公開されているので、自分の棟を調べているうちに「一括査定」のボタンが目に入る、という順番です。

そこで手が止まって、この記事に来た方が多いと思います。

マンションナビは、相場を調べる機能と、不動産会社へ個別査定を頼む機能を使い分けられます。この記事では、依頼先を選べる仕組み、売買・賃貸・買取の希望の伝え方、申込時の同意事項を公式情報から確認します(2026年9月10日確認)。

マンションナビを運営する会社と査定額が届く仕組み

最初に押さえるのは、誰が運営していて、誰が査定額を出しているのかです。

運営はマンションのデータを扱う会社

マンションナビを運営しているのは、マンションリサーチ株式会社です。会社概要ページの記載を並べます。

項目公式の記載
商号マンションリサーチ株式会社
本店〒101-0053 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5F
設立2011年4月
資本金100,000,000円(2026年9月現在)
代表者代表取締役社長 山田 力
提携店舗数全国2,500店舗(公式のよくある質問より)
連絡が来るまでの目安通常、即日~2日(同上)

運営会社は不動産会社向けのデータサービスも提供しています。一括査定で価格を提示し、売却の仲介を担当するのは、提携先の不動産会社です。

出典: マンションリサーチ株式会社 会社概要

査定額を出すのは自分で選んだ最大6社

ここがマンションナビのいちばん大きな特徴です。査定を頼む会社を、あなたが自分で選びます

申込フォームを進めていくと「査定会社の選択」という画面が出て、あなたの物件を扱える会社が「推奨会社」として並びます。その注記がこれです。

※選択数が多いほど、より高く売れる会社が見つかりやすくなります。(最大6社)

選ぶのは読者側で、上限が6社です。運営が勝手に割り当てる形とは違います。

公式のよくある質問には「最大9社(売買6社・賃貸3社)ご紹介いたします」と書かれています。この9社の内訳が、いま見た売買6社と、賃貸の3社です。賃貸の3社がどう決まるかは、4章目で扱います。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

申し込みの画面は別のサイトで動いている

これは知っておくと安心できる話です。

マンションナビの「無料査定」に進むと、申込フォームは `lp.smoola.jp` という別のドメインで開きます。アドレスが変わるので、気づくと不安になる方もいると思います。

画面のタイトルは「マンション一括査定 | マンションナビ」で、フッターの著作権表示は「Copyright © マンションリサーチ株式会社. All rights reserved.」です。同じ会社が別のドメインで申込フォームを動かしている形です。

申込画面では、運営会社以外の連携先の規約への同意も案内されています。後述の表で情報の流れを整理します。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

利用が無料で成り立つ収益の流れ

利用者の負担については、運営会社の利用規約 第5条(利用料金)にこう書かれています。

当社運営サイトを通じて利用者へ提供されるサービスの利用料金は無料とします。

運営規約では、査定依頼情報を提携企業へ転送するサービスと説明しています。無料の一括査定と、売買成立時の仲介手数料などは別です。

出典: マンションリサーチ株式会社 当社運営サイトのご利用について

一括査定という仕組みそのものの評判は、別の記事でまとめています。

不動産一括査定の口コミ・評判は本当?良い声と悪い声を中立解説 マンション一括査定の口コミ・評判は本当?良い声・悪い声と失敗しない見分け方

マンションナビを使うメリット

依頼先を選び、マンションの情報や希望をまとめて伝えられます。先に匿名で相場を調べる使い方もあります。

渡す先の不動産会社を自分で選べる

申込フォームを進めていくと、こういう表示が出ます。

なお、情報は後ほどご自身で選択していただく不動産会社以外には提供いたしませんのでご安心ください。

査定を依頼する会社を、表示された候補から選べます。

さらに、選ぶ社数の下限も低く設定されています。査定会社の選択の画面にはこう書かれています。

売買の推奨会社もしくは賃貸を、必ず1社は選択

売買査定は最大6社、賃貸査定は最大3社という別枠です。決められるのは依頼先で、電話の回数ではありません。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

不動産売却の一括査定サイトおすすめ7選|選び方と組み合わせ方 不動産一括査定サイトのおすすめを「元・査定サイトの中の人」が徹底比較してみた

専有面積を1㎡単位で伝えられる

確認したフォームは、面積・築年・間取りを次の区分で入力できます。

入力項目マンションナビの刻み
専有面積10㎡未満から200㎡以上まで 1㎡刻み(193の選択肢)
建築年1年単位(1930年まで遡れる)
間取り1Rから5LDK以上まで11区分
査定理由8種類から複数選べる

面積を細かく伝えられる点は便利です。ただし、1㎡刻みの入力だけで査定の精度が上がると検証されたものではありません。

査定理由の8種類は、住み替え/転勤/金銭的な理由/資産整理・財産分与/相続/離婚/他社で売れない/その他です。複数選べるので、相続と住み替え(買い替え)が重なっている事情もそのまま伝わります。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

不動産会社ごとの口コミと評点が公開されている

公式には会社ごとのレビューと件数が掲載されています。査定を頼む候補を調べる際は、評価点だけでなく、地域・物件条件・対応について書かれた本文も確認しましょう。

出典: マンションナビ 全国の不動産会社を探す

会員登録なしで相場と査定額の目安を見られる

電話番号を渡す前にできることが2つあります。

ひとつは相場です。公式サイトにこう書かれています。

マンションナビでは、全国約14.3万棟のマンション価格相場を無料で公開しております。

トップページには「日本最大級のビッグデータ 2.9億件超を活用」という表記もあります。

もうひとつが匿名の査定です。検索の入口に「マンションAI査定シミュレーション(売却相場・匿名査定あり)」という案内があり、名前と電話番号を渡す前に金額の目安をつかめます。

一括査定そのものに要るものも、公式のよくある質問に書かれています。

一括査定のご利用は売却したいマンション情報(マンション名、住所、階数、専有面積など)と連絡先を入力するだけで無料でご利用いただけます。

物件の情報と連絡先だけで足ります。会員登録をすると、マイページ、お気に入り物件、マンション売却シミュレーター、売り時シミュレーター、購入シミュレーターが使えます。登録の手段はGoogle、Yahoo! JAPAN ID、LINE、Eメールから選べます。相場を継続して追いたい方だけ登録すれば足ります。

出典: 【公式】マンションナビ トップページ

申込時の情報の扱いと連絡の注意点

当サイトで申込画面と運営の規約を確認し、情報の流れを整理しました。

確認箇所記載の内容
査定会社の選択選択した不動産会社へ査定を依頼する
申込画面の個人情報欄Speee等との連携、すまいステップ利用規約とSpeeeの個人情報方針への同意
運営の個人情報の取扱い同じ物件の過去の査定依頼について、依頼先会社へ重複確認する場合がある

重複確認では、氏名・連絡先・物件・過去の依頼日時等が必要範囲で運営へ提供される場合があります。公式は用途を重複確認と適正な運営に限り、追加費用や不利益は生じないとしています。

選択した会社への依頼と、サービス提供に関わる連携先は区別して確認してください。申込経路により画面が変わるため、送信する画面の同意事項を読みます。

出典:確認した申込フォーム運営会社の規約・個人情報方針

指定した時間帯以外からも連絡が来ることがある

申込フォームには、連絡の繋がりやすい時間帯を選ぶ欄があります。9~12時台、13~15時台、16~18時台、19~21時台の4区分から、複数選べます。

指定できるのは良い仕組みです。ただ、同じ欄に注記があります。

※チェックした時間帯以外からも連絡があることがございます。

希望する時間帯以外にも連絡が来る場合があると、同じ欄に注記されています。出られない時間や曜日の希望は要望欄にも書き、担当者と確認しましょう。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

マンションナビで先に確かめる条件

売買だけか、賃貸や買取も比較したいかで、選ぶ項目が変わります。

一括査定の入口は分譲マンションに絞られている

一括査定の入力項目は、建築年・専有面積・間取りです。マンションを前提にした作りになっています。

名前のとおりマンション専門で、そこが強みです。分譲マンションを売る方なら、そのまま進めます。

一方で、トップページの「土地・戸建て・一棟マンション査定」という案内には、リガイドのロゴが添えられています。マンション以外の物件は、そちらへ回される形です。

マンションだけを売る方には関わらない話です。ただ、戸建てや土地も一緒に整理したい方は、複数のサイトを使い分けることになります。相続で複数の不動産を受け継いだ場合は、そこを見込んで予定を立てておきましょう。

出典: 【公式】マンションナビ トップページ

全国47都道府県のマンションに対応している

対応する地域は全国です。公式サイトのフッターには47都道府県すべての相場ページが並び、公式のよくある質問にもこう書かれています。

全国の優良不動産会社2,500店舗と提携しています。

全国に提携店舗がありますが、自宅に対応する会社が見つからない場合もあります。相場ページに棟が載っていることと、一括査定を受けられることは別です。

出典: 【公式】マンションナビ トップページ

賃貸の査定は自分でチェックしたときだけ動く

ここは誤解が多い点なので、はっきり書きます。

公式が言う「最大9社(売買6社・賃貸3社)」の賃貸3社は、あなたがチェックを入れたときだけ動きます

申込フォームの「査定会社の選択」の画面に、こういう欄があります。

賃貸査定もご希望の方はこちらにもチェック!!

※物件を貸して家賃収入を得たい方や賃貸中で管理会社を見直したい方

賃貸査定を希望しない場合はチェックを入れません。売る価格と貸す家賃を比べたい場合に選びます。

逆に、売るか貸すかで迷っている方には使える仕組みです。売却の査定額と想定の家賃を並べて比べられます。住み替えで前の家を貸す選択を検討している方は、ここにチェックを入れる価値があります。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

買取を含めたいときは要望欄で伝える

買取の査定も受けられます。ただし、こちらは自分から伝える形です。公式のよくある質問の逐語がこれです。

マンションナビでは仲介・買取の両面から査定を行うことも可能です。お申し付けください。

伝える場所は用意されています。申込フォームの「査定会社への要望」に「買取も検討」というチェックがあるので、そこを押すだけです。

あわせて、同じ画面で訪問査定を希望するかどうかも任意で選べます。最初は机上の査定だけにしておきたい方は、ここを空けたまま送れます。

希望申込時に確認すること
売却査定自宅の物件情報と、対応する依頼先
賃貸も比較賃貸査定の希望欄
買取も比較「買取も検討」の要望欄
電話の負担を減らしたい連絡時間帯とオンライン相談の希望

出典: 【公式】マンションナビ トップページ

マンションナビの査定額を比べるときの進め方

相場の数字だけで終わらせず、自分の部屋はいくらかを確かめましょう。 個別査定では、室内の状態や売却条件を伝えたうえで価格を聞けます。

先に匿名で相場を見ることもできますが、申込前に自分で価格を計算する必要はありません。住宅ローンが残る場合は、査定額から残債と売却費用を引いた手残りも確認します。

出典: 【公式】マンションナビ トップページ

口コミと評点で選ぶ会社を決める

会社を選べるのだから、選ぶ材料を使います。

評点の高さに加えて、次の3つを見ます。

  • 評点そのもの
  • レビュー件数(1〜2件の高評価は判断材料になりにくい)
  • レビュー本文にマンションの売却の話が出ているか

口コミの件数が多くても、自宅と条件が違う場合があります。評点だけで決めず、地域や物件の取引経験を確認しましょう。依頼社数は、比較に使える時間も考えて選べます。

出典: マンションナビ 全国の不動産会社を探す

要望欄で連絡方法と売却の希望を伝える

申込フォームの「査定会社への要望」には、9つのチェックが並びます。公式の表記のまま並べます。

  • 売却に関してイチから知りたい
  • 残債を返せる金額での売却を希望
  • 速さ優先、金額は安くても構わない
  • 買取も検討
  • オンライン(メール・チャット等)での相談を希望します
  • 家族に知られたくない
  • 近所に知られたくない
  • 税金に関して相談したい
  • その他

「オンライン(メール・チャット等)での相談を希望します」を選べば、その希望を伝えられます。ただし電話が来ない保証ではないため、最初の連絡でも確認しましょう。家族・近所に知られたくない場合は、郵送や訪問の可否まで具体的に伝えます。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

返ってきた査定額の根拠を1社ずつ聞く

査定額は機械が出す答えではなく、担当者の判断が入った提示額です。だから、いちばん高い額に飛びつく前に、次の4つを聞きます。

  • どの成約事例を根拠にしたか(同じ棟の中か、近隣の別の棟か)
  • 平米あたりいくらで計算したか
  • その金額で売り出して、売れるまで何か月を想定しているか
  • 売れなかったときに、いつ、いくら下げる想定か

回答が具体的なら、価格と販売方針を判断しやすくなります。説明の詳しさだけで成約額が高くなる保証ではありません。

物件情報は手元の購入時資料などで分かる範囲を入力できます。フォームにも概算でよい旨の案内があり、申込前に登記事項証明書を取り寄せる必要はありません。登記の内法面積と販売資料の壁芯面積は異なるため、数字が違えば資料名とともに担当者へ伝えます。

出典: マンションナビ 一括査定 申込フォーム

まとめ:売却の希望を選び、各社の査定を比べる

マンションナビでは、自宅に対応する会社を選んで売却査定を依頼できます。賃貸・買取も比べたい場合は希望を伝え、申込画面の連携先と同意事項も確認しましょう。これらの仕組みだけで、口コミの良し悪しの原因を決めつけることはできません。

次の一歩は、無料査定スタートボタンを押す前に、その2本のリンクを開いて目を通すことです。ここを飛ばすと、自分が誰の規約に同意したのかを、連絡が来はじめてから調べ直すことになります。順番を逆にするだけで、あとの数日の落ち着きが変わります。

そのうえで確かめる番になるのが、返ってきた査定額の根拠です。同じ棟の成約事例か、平米あたりいくらで計算したか、売れるまで何か月を想定しているか。ここを1社ずつ聞くと、額の高さではなく仕事の中身で会社を選べます。住み替えのトビラでは、一括査定で会社を選べる仕組みと同意の範囲も含めて、住み替えで悩むあなたに信頼できる情報を提供しています。