イエウールで査定を申し込んだあと、「やっぱりやめたい」と思って検索された方が多いはずです。
査定依頼は取り消せて、通常の無料査定のキャンセル料はかかりません。窓口は運営事務局と依頼した不動産会社です。訪問予定がある場合など、直接伝えたほうが早い場面もあります。
この記事では、その分かれ目と、今日そのまま使える連絡の文、そして費用が発生する段階の線引きまでお伝えします。
運営事務局と依頼した会社、どちらへ連絡するか
公式FAQは、運営事務局と不動産会社への連絡を案内しています。公式解説に沿って使い分けると、次のようになります。
| 状況 | 連絡の目安 |
|---|---|
| 申込直後・依頼先とまだ話していない | 運営事務局へ取消を申し出る |
| すでに連絡がある・訪問予定がある | 依頼した会社へ直接伝える |
| 引き止められる・依頼先が不明 | 運営事務局へ相談する |
連絡後は運営へ相談できない、という制限ではありません。
出典: イエウール「よくあるご質問」
連絡が来た後はその不動産会社が窓口になる
すでに不動産会社から電話やメールが来ている場合、あるいは申し込みから時間が経っている場合は、その不動産会社へ直接伝える形になります。公式も、この場面を「査定依頼から時間が経っている場合や、査定依頼後にすでに不動産会社から連絡がきている場合」と書き分けています。
すでに話している担当者には直接伝えると、予定や希望を確認しやすくなります。6社へ依頼して3社から連絡が来た場合も、残り3社を含めた全依頼先を確認します。未連絡の会社を止める相談は事務局へ伝えましょう。
なお公式は、不動産会社に強引に引き留められた場合には事務局へ相談できるとも案内しています。会社との間で困ったときの逃げ道は、残されています。
出典: イエウール「よくあるご質問」
着信拒否をしても依頼の取り消しにはならない
いちばんやりがちなのが、かかってくる電話を着信拒否にして、そのまま放っておく方法です。公式には、こう書かれています。
不動産会社からの電話連絡に対して着信拒否したとしても、イエウールをキャンセルしたことにはなりません。
会社側から見ると、あなたはまだ「連絡がつかないお客様」のままです。公式も、ある1社の番号を着信拒否したとしても、他の担当者や他の不動産会社から電話が来る可能性があると続けています。
着信拒否は負担を軽くするために使えますが、取消の連絡はメール等で別に行います。
査定依頼をキャンセルする手順
完了メールで事務局の連絡先を確認し、取消希望と申込情報を伝えます。訪問予定がある場合は、担当会社への直接連絡も行ってください。
事務局には査定依頼完了メールの末尾のアドレスへ送る
運営事務局の連絡先は、査定を申し込んだときに届いたメールに書かれています。公式の案内はこうです。
事務局に連絡する場合は、査定依頼完了メールをご確認の上、メールの一番最後に記載されている事務局のメールアドレスまでご連絡ください。
つまり、探す場所は自分のメールボックスです。「イエウール」で検索して、申し込み直後に届いたメールを開き、いちばん下までスクロールします。
「イエウールの査定依頼をキャンセルしたい」と書き、氏名・申込時の連絡先・申込日・物件を添えます。公式解説の回答目安は3営業日以内ですが、各社での停止完了を保証する日数ではありません。
完了メールが見つからない場合は、迷惑メールも確認し、公式FAQの問い合わせ案内から相談します。
不動産会社には取り下げる旨と理由を正直に伝える
すでに連絡が来ている会社には、直接伝えます。ここで身構える必要はありません。
「イエウールで申し込んだ査定を取り消します。今後の営業連絡も停止してください。予約していた訪問査定も中止をお願いします。」
当サイトの文例です。訪問の有無などを実情に合わせて変えてください。理由を添える場合も、事実と異なる説明や、話したくない家庭の事情を詳しく伝える必要はありません。
受付の記録を残し、連絡が続けば確認する
公式は行き違いの連絡があり得ると案内しています。伝えた日付・担当者名・返信を残し、連絡が続く場合は「何日に取消を申し出た」と示して、対応状況を確認します。1回の連絡だけで必ず終わるとは限りません。
キャンセルで費用が発生する段階としない段階
査定の取消と、すでに結んだ契約の解約は区別します。
査定を申し込んだだけならキャンセル料はかからない
まず、いちばん心配されている点にお答えします。査定を申し込んだ後にキャンセルしても、お金はかかりません。公式には、こう書かれています。
イエウールは完全無料で利用することができ、キャンセルしたとしてもキャンセル料などの追加料金がかかることは一切ありません。
料金がかからない理由も、公式のよくあるご質問に書かれています。「運営会社は提携不動産会社から収益を得ているため、利用者に費用はかかりません」とあり、費用を負担しているのは提携先の不動産会社のほうです。
「無料と書いてあったが、断ったら何か言われるのではないか」という不安は、この段階では持たなくて大丈夫です。実際に売却が成立したときの仲介手数料は、通常の取引に伴う費用として別に発生します。
出典: イエウール「よくあるご質問」
訪問査定を受けた後に断っても査定の費用は請求されない
通常の無料査定は、訪問を受けた後でも断れます。国土交通省の解釈・運用では、媒介価格の根拠説明という法律上の義務のために行った査定等の費用を依頼者へ請求できないとしています。
ただし、有料の鑑定評価や別途合意した業務まで無料になる意味ではありません。請求があれば、何の依頼・契約に基づく費用かを確認します。
媒介契約を結んだ後は解除の扱いに変わる
売却を任せる媒介契約を結んだ後は、契約書や電子交付されたデータの解除条件を確認します。
| 段階 | 呼び方 | 費用の扱い |
|---|---|---|
| 査定の申し込み | キャンセル | 費用なし |
| 訪問査定を受けた後 | キャンセル | 費用なし |
| 媒介契約を結んだ後 | 契約の解除 | 費用の償還を求められる場合がある |
標準専任媒介契約約款には、不動産会社に責任のない理由で途中解除された場合などの費用償還の定めがあります。一方、標準一般媒介契約約款の費用償還は、通知義務に違反して他社経由で成約した場合などが対象で、専任と同じ条件ではありません。
契約の種類・解除理由・適用条項を確認し、請求があれば内訳を求めましょう。専任・専属専任の期間は3か月以内で、更新は依頼者の申し出によります。
出典: 国土交通省「宅地建物取引業法施行規則の規定による標準媒介契約約款」
個人情報を残したくないときの手続き
査定取消だけでは、運営と各社が保有する個人情報は自動的に消えません。情報の削除や利用停止も希望するなら、それぞれの窓口へ申し出ます。
出典: イエウール「よくあるご質問」
各社とイエウールの運営会社に利用停止や消去を請求する
利用停止・消去には、法令や各社の規定に基づく条件・本人確認があります。何を止めたいかを伝え、必要な手続きと対応範囲を確認しましょう。
請求先は、連絡を受けた不動産会社と、イエウールの運営会社の両方です。イエウールの個人情報保護方針には、運営会社である株式会社Speeeが、本人からの開示、利用目的の通知、訂正、利用停止、消去、第三者への提供の停止などの申請を受け付けると書かれ、個人情報問い合わせ担当の窓口が示されています。不動産会社側の窓口も、各社のホームページにある個人情報の取り扱いのページに載っています。
運営の個人情報窓口は、Speeeの問い合わせで「プライバシーポリシー・個人情報取扱いについて」を選ぶ案内です。各社が持つ情報については、その会社の個人情報方針にある窓口を確認します。
出典: イエウール「個人情報保護方針」
まとめ:取り消しは連絡先の選び方で決まる
イエウールの通常の無料査定は、取消でもキャンセル料はかかりません。申込直後なら運営事務局へ、連絡済み・訪問予定ありなら担当会社へ直接伝えるのが目安です。直接のやり取りで困った場合も事務局へ相談できます。
今日の一歩は、査定依頼が完了したときのメールを開き、いちばん下にある事務局のアドレスを確かめることです。ここを飛ばして着信拒否だけで済ませると、依頼は生きたまま残り、別の担当者や別の会社からの連絡が続きます。公式も、着信拒否はキャンセルにはならないと書いています。
今後また査定を使う場合は、比較したい会社を選び、連絡方法や時間帯の希望を伝えましょう。依頼社数と電話の回数は同じではありません。住み替えのトビラでは、一括査定のキャンセル手順と費用の線引きも含めて、住み替え(買い替え)で悩むあなたに信頼できる情報を提供しています。
住み替えのトビラ 
